日本酒という新たな魅惑の扉
今の世の中人々はどこに居ようとも, 自分のお気に入りの異文化を自分の住む身近な環境でお披露目する事が可能となった. 例えば, 日本の ‘寿司’ が現代において国際的料理と言える事がこの事を物語っている. 日本酒 — Sake — も今や世界規模で国際的なプレミアム価値のある飲み物として名声を拡大し続けている. これは間違いない事実だ. 長い歴史を持ち, 東アジア特有の並行複発酵という手法で造られるこの飲み物は日本という文化や味を象徴するに実に代表的と言える. Sake Passion はベルギー南東部, ルクセンブルグにほぼ近い Fouches で, 日本酒輸入並びに販売代理店を行っている. キュレーターの如く選び抜いた高品質の日本酒を扱うのは Vincent と Florence の ‘日本酒大使’ の2人. 彼らの旅は 2010年 に始まった. Vincent はベルギー人として数少ない日本酒の達人の資格を持つ1人でもある. 二人は年に1度日本へ足を運び, 一つ一つ酒蔵を訪れ彼らの目と舌でこれだ!と感じた酒を選び抜く. これらの中から更に選ばれた酒が今回 BXL にてお目見えとなるのだが, 今回は特に料理とのペアリングに焦点を定めた酒達が披露される. クラフトビールのフェスティバルという場でリアルな日本酒を味わう事が出来る機会は, 海外ではなかなかない. 日本酒は実に奥深く, 味わえば味わうほど益々虜となるだろう. 2人が選び抜いた日本酒達を是非ともこの機会に知って欲しい, そして舌の肥えたクラフトビールファン達が日本酒という新たな魅惑の扉を開いてくれるよう, …